グローバルママ研究所

【セカママ通信 vol.82:大人には理解不能?全米で大ブームのおもちゃ「フィジェットスピナー」の魅力とは?】

子どもにとって、おもちゃといえば、
買っても買ってもまた欲しくなるもの。


一方、親たちにとっては収納をどうするか
頭を悩ませるもの。


だったりします…。


我が家ではもっぱらおもちゃ=レゴなのですが、
レゴの収納を巡って、毎週のように
「捨てる」「捨てない」騒動が起こる始末。


レゴが続けて購入されるポイント。
それは、収集癖をそそる商品であることだといっても
過言ではないでしょう。ええ、いいお客さんです…。


ちなみに、期ごとに発行されるカタログは
ぼろぼろになるまで読みこまれていますが、
これまたコレクションをそろえたい
子どもゴコロをちゃんとあおる構成になっています。


さて、今回は全米で大ブームを巻き起こしている
ある不思議なおもちゃのお話。
ヒットの要因に迫ってみると、ほかの商品にも
応用できそうな要素がありそうです!



注目ポイントはこの3つ。

・手軽な価格、持ち運びもラクラク
・子どもたちの収集心に火をつける!
・見逃せない!YouTubeのトリックビデオの影響

大人には理解不能?全米で大ブームのおもちゃ「フィジェットスピナー」の魅力とは?


「ママー、これ買ってー!ランチタイムのときにみんなが遊んでるの。
ぼくも欲しいよー」


週末にソファーに座りコーヒーを飲みながら一息ついていると、
ママの機嫌をうかがって擦り寄ってきたのは年長の息子だ。


「フィジェットスピナーっていうの。」


何をいっているのかまったく理解できない私は、
スマートフォンを使って息子の発音を頼りに検索してみることに。


目に飛び込んできたのは「今アメリカの小・中学生の間で
大ブームを巻き起こしているおもちゃ、フィジェットスピナー」
というセンセーショナルなタイトルばかり。


突如として現れたこのクールなおもちゃ。
なぜ、空前のブームが全米を席巻しているのだろうか?

■商品・プロモーションの概要 

○実はおもちゃではなかった!フィジェットスピナーとは?


フィジェットスピナーとは2~3個のパドル型が円状についた
丸い手裏剣のようなおもちゃ。
中心の円を持ち、外側のパドル部分を回すと高速で数分間回転する。
ただ、それだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。


写真をみたり、商品ビデオをみたりしても、
いまいちこの商品の価値が理解できない。
果たしてこのブームはどこまで広まるのか?


ところが、懐疑的な大人たちの予測に反して、
店頭では売り切れが続出し、5月にはアマゾンのおもちゃ・ゲームの
カテゴリーの上位20位のうち17商品がフィジェットスピナーで
独占されるほどのブームになっているのだ。


ここ連日、ニュースではフィジェットスピナーの記事が投稿され、
職場では子どもを持つ親たちの間で話題になっている。


この異常な盛り上がりはかつて一世を風靡したルービックキューブや、
ポケモンカード、たまごっちなどと比較されている。


値段は5ドルから高いものでは数百ドルする場合も。
ポケットにちょうど入るサイズで、
ズボンやかばんに忍ばせて学校に持っていく子どもたちもいる。


実はこの商品、もともと自閉症や注意欠陥多動障害がある子どもが
集中できるように作られたもので、おもちゃとして販売は
されていなかった。


幼稚園でも似たようなツールが活用されている。
息子が通う幼稚園の先生は注意欠陥多動障害がある生徒には
クラスで席に座っていられるように、積み木キューブなど、
手で触っていられるものを持たせて落ち着かせるそうだ。


ただ、最近の検証記事では、フィジェットスピナーの効果は
疑問視されているようだ。


こうして、本来の目的とは大幅に逸れた形でブレイクした
フィジェットスピナー。すでに多くの学校では授業の邪魔
になることを懸念し、保護者向けに通知が配布されている。
ある小学校では生徒の顔に当たって、けがや事故につながる
可能性があることを理由に、学校への持ち込みを禁止している。


「子どもに欲しいといわれたら、すぐに買ってしまう親が多くて、
本当に困っちゃうのよね。」息子の幼稚園の先生がため息をつきながら
言っていたその一言。どきっ。それって私のことかもしれない。

■支持されている背景・理由

〇手軽さと収集性がカギ?


大人向けにはストレス解消グッズとして宣伝されているが、
大人には理解できないこの商品。


ここまで大ブレイクしたため、各専門家が後づけで
「スマートフォン中毒の副産物。手持ち無沙汰な大人たちから火がついた」など、
もっともらしくヒットの背景を解説しているが、
子どもたちの間でここまで人気になった背景としては
以下の理由が考えられる。


まずは、子どものお小遣いで買える価格であること。
一個約5ドルのこの商品は、デリやセブンイレブンなどのコンビニでも
展開しており、買い物のついでに子どもが自分でお小遣いで
購入できる価格だ。


そして、性別を問わず楽しめるうえ、小さいのでどこへでも
持っていけるという手軽さもある。筆者も最近、二人の子どもに
フィジェットスピナーを購入したが、電車でのお出かけなど
じっと座っていなくてはいけない時などに大活躍している。
音も出ず、小さくて持ち運びに便利で、子どもはずっと
遊んでいるのでとても重宝している。


また、フィジェットスピナーは何十種類の色や形があり、
子どもたちの間では、違う色や形のものを集めて見せあうのが
トレンドなのだそうだ。一つ買っただけでは終わらない、
次が欲しくなる、ポケモンカードのような収集性がヒットにつながっている。


巷ではこの単純なおもちゃを進化させて、さまざまな表面や
さまざまな体の位置でスピンするビデオがYoutubeで続出。
こういったトリックビデオが話題を呼び、拡散して、
商品の認知度がさらに高まっている。


最近はどこにいっても子どもたちが大人同様スマートフォンに
かじりついている光景が目につく。フィジェットスピナーのブームで
少しでも子どもたちがスマートフォンやタブレットに触れる時間が
短くなるのであれば、それはブームの意外な副産物といえそうだ。

■アメリカ人親子の心をくすぐる3つのポイント

1.手軽な価格、持ち運びもラクラク

子どものお小遣いで買える価格設定で、
ちょっとした買い物ついでに買えるところ。
そして、コンパクトで音も出ず、どこへでも
持ち運べる手軽さがポイントだ。                              


2.子どもたちの収集心に火をつける!
数十種類の色や形から自分の個性に合わせて選べて、
一人で何個も持つことがかっこいいとされている。
次から次へと欲しくなってしまう品ぞろえが絶妙。  


3.見逃せない!YouTubeのトリックビデオの影響
本来の使い方を進化させ、顔やさまざまな物体などの表面で
フィジェットスピナーを使うYou Tubeの動画が続出したことで、
商品を知る機会やきっかけが増え、さらに認知度を高めることに寄与している。
イマドキな認知アップの手法の一つといえる。


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