グローバルママ研究所

【セカママ通信 vol.92:<台湾進出事例>日台ハーフの飲食業オーナーが日本食の海外進出で成功した秘訣とは?】

夏といえばシーフードより肉!
BBQにはじまり、焼肉パーティーなど
家族や友人とワイワイ食卓を囲みながら
にぎやかに過ごせる季節ですね。


今回は台湾からのレポート。
台湾といえば、お月見(中秋節・2017年は10月4日)恒例のBBQが有名です。
初めてこの習慣を聞いたときは「なぜ、お月見に焼肉!?」
と思いましたが…。


どうやら、日本のバレンタインデー(バレンタインデー=チョコレートをプレゼント)
のように商業的な理由からお月見=BBQとなったのが経緯のよう。
毎年この季節になると、路上や公園など公共の場も含め、
いたるところで、BBQを楽しむ光景が見られるとか。


路上でどうやってBBQするのか!?当日は、摩訶不思議な光景が
繰り広げられますが、当人たちは一向におかまいなし。


そんな焼肉・BBQ大好きな台湾人の心をぐっとつかんだ
日本食レストランの成功事例から、そのヒットの要因を探ります。



注目ポイントはこの3つ。

・とにかく味が違う!そして手頃で安全
・メニュー刷新と話題性
・日本食を打ち出しつつ、地元・台湾産も取り入れる


【台湾進出事例】日台ハーフの飲食業オーナーが日本食の海外進出で成功した秘訣とは?


「すき家」「やよい軒」「くら寿司」「餃子の王将」…。


台湾では、日本の外食産業の出店ラッシュが続いている。
少し前も一蘭ラーメンが出店し、話題となっていた。


そのようななか、1999年に日台ハーフのオーナーが
台湾で開業した焼肉店が売り上げを大きく伸ばしている。


現在8つのブランドを運営し、年末には株式を上場する予定。
異国の地でじわじわと成長を遂げた焼肉店の成功の秘訣をさぐる。

■商品・プロモーションの概要 

○20年足らずで成長した焼肉店



「乾杯」といえば台湾で人気の焼肉屋だ。
若者向けの「居酒屋乾杯」、30歳以上の大人を意識した焼き肉店「老乾杯」、
台湾産の新鮮な豚肉と鶏をメインにした鍋物屋「乾杯黒毛屋」など、
自社ブランドを冠した店舗を台湾国内で展開している。


さらに、日本の飲食店と提携し、「一風堂」や「博多串焼き八兵衛」
「宮武讃岐うどん」など合計8つのブランドを展開している。


2015年には上海に「老乾杯」1号店を出店。
2016年にミシュランガイドの上海版にて、焼肉店として
初めて星1つを獲得する快挙を得た。 



○「食事をしながらお酒も飲める」のが魅力


台湾では食事とお酒を同時に楽しむ風習がない。
レストランに酒類が常備されていても種類がなかったり、
種類が豊富な場合は、おつまみ程度のフードしかなかったり…。


要するに、お酒を飲む場所と食事をする場所は
別々であるというのが常識だった。                                       


そんな常識を変えたのが今回紹介する居酒屋「乾杯」だ。
日本ではごく一般的なお酒を飲みながら焼肉を焼いて、
友達と楽しく過ごす習慣。そんな当たり前な習慣を
台湾にいち早く導入した店なのだ。


「乾杯」が台湾に持ち込んだのは、
食事と飲酒の新たなスタイルだけではない。
10秒間キスをすると豚バラ肉をサービスしてくれる
「親親豚五花肉」や20時に手元にある飲み物を飲み干したら
もう1杯サービスしてくれる「8点乾杯」など、
若者ウケする新たなユニークなサービスも好評である。
そのため、店中はランチタイムもディナータイムも
終日混みあっている。


「お酒を飲みながら楽しく食事を」という考え方は
他のブランドでも同じだ。各ブランドによって
ビールや日本酒、ワインなどターゲットとコンセプトに
合わせた酒類を取りそろえるのに余念がない。


にぎやかにお酒を飲みたい人は居酒屋へ、
静かにお酒を楽しみたい人はバーへといった具合に
自分に合わせた店選びができる。      


また、注目すべきは他の日本食店にありがちな「日本産」に
こだわっていないことだろう。もちろん、日本のお店にいるかの
ような装飾やサービス、味は追求している。
一方、台湾産の黒毛豚や地鶏も取り入れ、
地元産に愛着をもつ台湾人の心もぐっとつかむ工夫が、
絶大な支持を得ている理由だと思われる。


参照URL:
乾杯グループ公式ホームページ
http://www.kanpai.com.tw/                         


企業概要資料
https://www.moneydj.com/KMDJ/Wiki/WikiViewer.aspx?KeyID=688fc052-020e-4e98-910f-4a2eddc6fdc1                                 

乾杯SAKE学苑フェイスブックページ
https://www.facebook.com/kanpaisakeschool?fref=ts                


参考記事「TAIPEI 2016夏季号 Vol.04—最高にご機嫌なペナルティは『乾杯!』」
https://www.travel.taipei/ja/news/details/8145

■支持されている背景・理由

○日本のサービスと台湾の食材を融合



焼肉は台湾国内で人気だ。
しかし、台湾では牛肉を食する歴史が浅いことや
気候などの影響で国内産の牛肉は極端に少ない。


そのため、ほぼ輸入に頼っているのが現状で、
ほとんどのお店では、冷凍肉を店内で加工している。
そのようななか、乾杯は冷蔵肉を加工している。
しかも、自社にて精肉加工会社を経営しているため、
オーストラリア産の和牛混雑牛(※)とはいえ、霜降りの良質な肉を
手ごろな価格で食べることができる。           


さらに、店構えや店舗デザイン、サービスは徹底的に
日本を追求しており、日本の清酒や鍋、すき焼きなども
日本の高級店と何ら遜色はない。


しかし、原材料は台湾産の豚肉や地鶏を大きく
前面に打ち出し、台湾と日本のいいとこどりで、
日本食をぐっと身近なものにしている。                     
月ごとに新メニューを出したり、季節ごとに
「乾杯SAKE学苑」と呼ばれる日本酒の試飲会を兼ねた食事会を
催したりして話題性づくりも熱心だ。


日本の良さと、台湾の良さが融合し、
ターゲットに合わせて絶妙に展開されているのが
このブランドの特長であり、他社にはない魅力となって
支持されている。

注釈(※):
和牛混雑牛→和牛とアンガス種の牛を掛け合わせてできた子牛のこと

■台湾人の心をくすぐる3つのポイント

1.とにかく味が違う!そして手頃で安全
冷凍肉ではなく、新鮮な冷蔵肉を自社で加工しているため、
当たりはずれがなく、おいしい肉をリーズナブルな価格で食べられる。
さらに、産地を限定することで安全・安心をもたらしている。


2.メニュー刷新と話題性
ひんぱんに新メニューを出したり、イベントを行うことで、
顧客を飽きさせず、常に話題性を提供している。             


3.日本食を打ち出しつつ、地元・台湾産も取り入れる
焼肉や鍋、しゃぶしゃぶ、すき焼き、日本酒など、
日本カラーを全面に出しているものの、
台湾産の豚や地鶏を大々的に広告でPR。
台湾と日本のいいとこどりをして、日本食を身近なものにしている。


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