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2016.07.06

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vol.40共働き家庭率が急上昇中!サマースクール企画のヒントはイタリアに学べ!?

共働き家庭率が急上昇中!サマースクール企画のヒントはイタリアに学べ!?


「あと何日あるの?」


小・中学生の頃、8月後半になると、母も私も夏休み疲れが出てきたものだ。
それでも日本の夏休みは平均40日。しかし、ここイタリアでは、夏休みは平均13週(約90日)!
イタリアのママたちはどうやって子どもの夏休みをマネージしているのだろうか。


今回はイタリアの長い夏休みを乗り切るヒント=サマースクール事情に迫る!

■イタリア人の夏休みと共働き家庭
イタリアの子どもたちの夏休みは州の年間授業カレンダーがベースである。
今年度ラッツィオ州(※1)が決めた年間授業日は2015年9月15日から2016年6月8日。 


一方、PMI.IT発行の「企業における有給ガイド」によると、
大人の有給休暇の年間平均は28日(祝祭日を除く)である。
子どものいないカップルやシングルも含まれた統計だが、
夏休みの平均日数は6.2日だそうだ。


ところで、近年、イタリアの家庭では離婚率が上昇し、
片親の家庭数が増加している。


ISTAT1(※2)の統計「離婚及び別居」(2015年レポート)によると、
1,000の結婚に対し、約320が別居、約180が離婚にいたっている。
未成年の子どもがいる率は別居のケースで50%以上、離婚のケースで33%。


父親が働き、母親が専業主婦の家庭をもつ未成年の割合は
1998年の40.5%から28.7%へ減り、共働き家庭で育つ未成年の割合は41.5%。


つまり、2家庭に1家庭が共働き世帯であり、
5家庭に1家庭近くが片親家庭であることが浮き彫りとなっている。


ちなみに、イタリアでは祖父母の存在は見逃せないくらいに大きい。
統計誌SHARE2011年版によると、44%のイタリアの祖父母がなんらかの形で
自分の子どもの生活を手助けしており、そのうち、孫の世話
(フルタイム)はなんと55%に及ぶ!


各家庭では、長いイタリアのヴァカンスにどの程度それぞれ費用をかけているのか。
イタリア経済紙「il 24 ore」の2015年統計発表によると、
少ない場合で1人あたり250ユーロ以下、上は2000ユーロ以上となっており、
平均840ユーロであった。このうち、もっとも多い層は251ユーロ~500ユーロであった。


行き先としては80%を超えるイタリア人が国内の海を選び、
7日間程度のバカンスを過ごしている。


イタリアの家庭が一般的にどのように夏休みを過ごすのか、
なんとなく、想像できただろうか。


子どもの夏休みは長く、働く親は2週間が限度。
残りは祖父母頼みとなるが、学校がないと預けるのも
預けられるのも負担が大きい。
このあたりは日本とあまり変わらない。


こんな事情から頼りになるのが、サマースクールなのだ。


※1:イタリアにある20州のうちのひとつ、州都はローマ。
※2:INSTITUT STATALE DI STATISTICA  国立統計研究所


参照URL:
ラッツィオ州サイト
http://www.regione.lazio.it/rl_istruzione_giovani/?vw=contenutidettaglio&id=608

PMI.IT発行「企業における有給ガイド」
http://www.pmi.it/impresa/normativa/articolo/58623/guida-alle-ferie-aziendali-maturazione-e-retribuzione.html

統計誌SHARE2011
http://www.neodemos.info/litalia-salvata-dai-nonni-finche-regge-la-salute/

il 24 oreの2015年統計発表 
http://www.ilsole24ore.com/pdf2010/Editrice/ILSOLE24ORE/ILSOLE24ORE/Online/_Oggetti_Correlati/Documenti/Impresa%20e%20Territori/2015/06/indagine-Confesercenti-SWG-vacanze-italiani.pdf

■商品・サービス概要
「スクール」は禁句!


実はバカンスの間、イタリア人ファミリーに向かってこの言葉は使ってはいけない。
以前息子の担任に言われたのだが、夏休みは「遊ぶ!」のである。
バカンス(イタリア語でVACANZA)の語源は、ラテン語のVACARE「空である」「自由」、
つまり(頭を?)空にするのである。


そのため、イタリアではいわゆるサマースクールは、
「チェントロエスティ―ボ(CENTRO ESTIVO)」と呼ばれている。
訳としては「夏の集まり」といったところだろうか。


筆者自身、イタリアに来て驚いたのだが、
イタリアの「チェントロエスティ―ボ」、夏休み子ども向けプログラムは
主催者、時期、場所、内容と本当にバラエティに富んでいる。


例えば馬場で行われる乗馬を習うチェントロエスティ―ボ。
年間通して乗馬を始める前にお試しとして行くにはちょうどいい。
(参考:半日 1週間100ユーロ)


ヨットを習うチェントロエスティ―ボもある。
海が近くないところに住んでいるとそこまでの送迎が面倒だが、
宿泊にも対応している。(参考:終日 1週間350ユーロ)


値段が魅力的なのは教会関係主催だ。
カトリックの私立中高学校が主催し、学校の広い敷地を使うため人数が多く、
学生がチューターを務める。(参考:終日 1週間60ユーロ(昼食込))


スポーツジム主催は、プール設備とスタジオが冷房完備で整っており、
普段習い事で来ている場合、様子がわかっていて安心というメリットも。
(参考:終日 1週間100ユーロ(昼食込))


夏休み前になると、町の掲示板にチラシが張られる。
さらに、公園でもママたちは耳をダンボにして、情報収集に必死だ。
日本とイタリア、場所は変われど、母たちの悩みは同じともいえる。


参照URL:
http://www.cvroma.com/scuolavela.php


最後にいくつもあるプログラムから、ママたちはどう選んでいるのか。
周囲に聞いてみた。


■サマースクールに見る、イタリアママのチェックポイントとは?
1.子どもの興味とアクティビティの相性がいいこと
まず、どういうアクティビティができて、それが子どもの興味と
どうマッチしているかが大事。


2.安全性や長時間過ごす環境のチェックは必須
1~2週間とはいえ、環境は見逃せない。
安全面はもちろんこと、子どもたちの面倒をみるのは誰なのか、
ランチがある場合、どこでどのようなものを食べさせられるのか、調べる。
なかには、子どもが怪我をして帰ってきたり、つまらないから行きたくないと
言いだすこともあるからだ。


3.期間が長いからこそ、割引などのお得感はチェック!
親としては、せめて2週間、できればそれ以上通わせたい。
となると2週目から、もしくは2人目割引があるかどうかも
大事なポイントになる。


4.お友だちと子どものやる気の関係性
知っているお友だちがいるかどうかで子どものモチベーションはずいぶん変わる。
少なくとも同じ年齢の子がいるかどうかも重視している。

ママリサーチャー:イタリア在住M.K.

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