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海外マーケティング

2016.01.28

グルメ・料理 Gourmet and cooking

海外マーケティング


vol.19:ベトナムでじわり人気過熱!ヒットアイスの原点はママの〇〇客化にあり!

ベトナムでじわり人気過熱!ヒットアイスの原点はママの〇〇客化にあり!


高い=人気の証拠!?ランチ二人前のデザートにママの財布がゆるい理由とは?

東南アジアの国でよくあることだが、ベトナムも外食代は安い。
ローカル店のランチは一食25,000~50,000vnd(約137~274円)で
味もおいしいことが多い。もちろん、人気店や有名店は値段が高くなっている
こともあるが、ベトナム人はそのあたりには寛容だ。
一方、流行り廃りも激しいのがベトナムのリアルである…。

今回紹介するココナッツアイスは1個当たり70,000vnd(約383円)もする。
ベトナムの主力ランチ、コムビンザン(30,000vnd=約159円)二人分の金額で、
いくら有名店とはいえ、ママが食べるデザートとしてはかなり高めだ。

高くてもつい手が伸びてしまう…。その理由とは?
2014年のブレイクからいまも人気が続く秘密に迫る。

■商品・サービス概要
老舗プリン屋の新商品として登場するも、
二年間の雌伏のときを過ごす…

ハノイの老舗プリン屋として有名なMinciは開業から13年。
ハノイでは立派な古参店舗である。主力商品はコンデンスミルクで作る
ベトナム流プリン7,000vnd(約38円)で10個~20個をまとめて持ち帰りする客も珍しくない。

このお店に4年前にすい星のごとく登場したのが
ココナッツアイス(Kem Trai Dua)。

なんとプリン10個分の値段という、ベトナムの感覚からすると
かなりの高額スイーツだ。

参照URL:
Kem Trai Dua:
https://www.facebook.com/pages/Kem-D%E1%BB%ABa-S%E1%BB%91-2-Nguy%E1%BB%85n-Tr%C6%B0%E1%BB%9Dng-T%E1%BB%99/620765707967793?fref=ts

商品は、冷蔵庫で冷やしておいたココナッツの殻にココナッツを混ぜた
ソフトクリームを盛りつけたもので、さらにチョコレートソース、ドライココナッツ、
砕いたピーナッツとクレープ状のクッキーが添えられる。
ココナッツの内側の果肉もスプーンで削って食べられる。

材料、作り方ともに非常にシンプルだが、ソフトクリームには専用の
ソフトクリーム機を使っている。

ところで、今は押しも押されぬ人気となったこの新しい看板メニュー。
2014年秋ごろまでほとんど話題にならず、Minciはごく一般的な
プリン&マンゴープリンの店だった。

参考までに、ハノイでは毎年のように流行のアイスクリームが登場し、
翌年かその翌年には見事になくなるというケースも少なくない。
ここ数年だけでも量り売りのフローズンヨーグルト「Yocool」、
液体窒素で作る粒上のアイス「Snow Ball」などがもてはやされ、
一気に数店舗展開したものの、いずれも撤退している。

どちらも控えめな量で50,000vnd(約265円)前後と決して安くはなかったものの、
一時は若者の集まる場所として人気を博した。

一方、長期間安定して集客を続けているアイスもある。
アイスクリームの老舗Kem Trang Tien(7,000vnd=約38円~)と、
同じく老舗でフランス人オーナーが経営するFanny(100,000vnd=約548円前後)。
ソフトクリームを破格で提供しているロッテリア(3,000vnd=約16円)、
バーガーキング(5,000vnd=約27円)が該当する。

ちなみにバーガーキングが2012年末に出店するまで
ハノイで普段から食べられるソフトクリームはなかった。


■なぜ、流行っているのか?
まず、ソフトクリームが一般的になってきたことでMinciのココナッツアイスにも
注目が集まったと考えられる。

実際、2014年夏ごろからベトナム人の友人が次々にFacebookでココナッツアイス店Minciへの
チェックインを知らせてくるようになった。今年も、同ページに多くのチェックインが
入っており、今年一番の冷え込みを見せた今週のハノイだがお店で食べている人もみかける。

既存商品であったプリンで固定客となっていたママたちからの支持を獲得したことも大きい。
意外に保守的なママたち。思わぬ高額を請求されることを恐れて、お店の新規開拓はためらいがちだ。
今回の場合、プリンはそのまま安価な価格をキープしていた。
そのため、出入りしていたママ世代の固定客に好みに合いそうな
独自性の高いアイスを展開すればよかった。結果として、安定的な売上が確保できる構造となり、
若者を呼び込むよい循環にもつながった。

また、ベトナム人は細身だが、食事もデザートもかなりの量を食べる。
ココナッツアイスは確かに高額だが、商品自体にかなりのボリュームがあり、
食べごたえ抜群で大人も満足できるようになっている。
親子や友人同士でシェアすれば、1人前で二人分の満足が得られるわけだ。

もちろん、味も抜群だ。甘いものにはこってりした甘さよりもさっぱりとした
みずみずしさを求めるベトナム人の好みを的確に把握している。
実はこの店舗、競争が激しい、プリン屋が多い通りに面しており、
他店との差別化を常に模索していることで有名だ。マンゴープリンもそのような
経緯で開発された商品で現在も人気メニューである。

このように細かく見ていくと全体的にヒットが生み出される要因は
いくつもある。生き残ったアイスクリーム店から学べることは多い。

■トレンドから見えるベトナムでウケるポイント3つ
1.固定客=ママからの支持を得たこと
新しいものが好きな若者ではなく、既存商品のプリンで
ハートをつかんでいたあまり浮気しない固定客=ママがポイント。
リピーターとなっているママの好みに合う、新規性の高い商品を
投下したことがヒットにつながった。

2.値段とボリュームのバランスが絶妙
高い値段に見合ったボリューム感で満足度が高い。
子どもともシェアもできて、親子で幸せ気分になれる!

3.ベトナム人の味の好みをよく理解した商品開発
こってりした甘さよりもすっきり甘さのあるスイーツを求める
ベトナム人の好みを的確に把握している。

ママリサーチャー:ベトナム在住M.N.

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