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海外マーケティング

2015.09.29

暮らし Life

海外マーケティング


vol.3:ベトナム中間富裕層の心をつかむ高機能おもちゃ

ライバルはペッパー!?ベトナム中間富裕層の心をつかむ高機能おもちゃ


現在、ベトナムではおもに中国製のチープなおもちゃが幅を利かせている。
特に有名メーカーを模して安価で提供される商品や中国、韓国アニメ関連商品の人気が高い。
しかし、そんなベトナムで近年市内のおもちゃ屋の店先を席巻したベトナム発の
オリジナルおもちゃがある。

ベトナム玩具メーカー「トシー社(Tosy Robotics)」の「ディスコ・ロボ」だ。

「ディスコ・ロボ」:
http://tosy.com/index.php/discorobo.html

デザインと機能性、価格妥当性で中間富裕層のママからの人気を誇っている。
他のベトナム製玩具と一線を画すトシー社の商品の人気の秘密を探ってみた。


■商品のサービス概要
ベトナムのおもちゃ売り場を一時席巻したトシー社の「ディスコ・ロボ」は、
音や音楽に反応して56通りの動きを駆使して踊り、8通りの表情を示すロボット。
MP3プレーヤー付きのもの(市場価格:1,199,000ドン(約54.50ドル))と、
ロボ単品のもの(市場価格:599,000ドン(約27.23ドル))がある。

こちらのロボット。iOS、アンドロイド、ウィンドウズ対応の無料アプリを使って
おしゃべりをすることもできる。現在販売中のセカンド・バージョンはさらに機能性がアップ。
簡単な英単語を子どもに教えたり、二体の「ディスコ・ロボ」同士を向かい合わせて
おしゃべりをさせたりすることもできる。

発売元のトシー社は、2004年にハノイで設立された玩具メーカーだ。
2012年1月に世界最大の家電見本市CES2012に「mロボ」「ディスコ・ロボ」などを
出品して高い評価を得ている。
同年10月にはCEATEC JAPAN 2012にて同製品を日本で初めて公開。
現在は世界60ヶ国で購入が可能だ。

※価格参考
ベトナムでの販売価格は以下のサイト(MY KINGDOM)の価格を参照している。
http://www.mykingdom.com.vn/

■なぜ、流行っているのか?
なんといっても、海外での評価が高い。

ベトナム国産の商品が評価を得るには、玩具に限らず、海外で評価を得るのが近道だといわれる。
ディスコ・ロボもその例に漏れないことを証明している恰好だ。
「海外での評価」というわかりやすいお墨付きが購買決定に重要なのである。

「ディスコ・ロボ」は、2012年の海外展示会に出展後、同年2月には
ポピュラー・サイエンス・マガジンのベスト・オブ・トイに選ばれた。
2013年8月31日よりベトナム国内で正式に販売を開始した後、
11月にはCNNのクリスマスのおもちゃ8選にも選出されている。
国内でも国立子育てセンターからの評価を得るなどを経て、
2014年には玩具店の店先に必ずある目玉商品となった。

ちなみに、トシー社に問い合わせたところ、現在までの累計販売台数は51,000台とのこと。


なお、ベトナムで売られているおもちゃは廉価だが、その多くは無許可の輸入品で
安全が保証されていない。一方、大幅な輸入関税のかかる外国メーカーの高性能玩具は高額だ。
そのため、中流以上の富裕層の親にとって「ディスコ・ロボ」はその中間に位置するものであり、
十分にリーズナブルな選択肢となりうるのだ。

人気の秘密はその機能性にもある。ベトナム語や英語でおしゃべりができる「ディスコ・ロボ」は、
遊びながら英語を学習できるツールとしても評価されている。
アプリと連動して動く機能も、ベトナムではまだ珍しい。

対象となる年齢は主に3歳から8歳の子どもたち。
購入した親たちからのレビューコメントを販売サイトで確認してみたところ、
小さな子ども向けに購入し、家族全体で楽しんでいる様子が伝わる。
子どもが気に入って一緒に添い寝するなど、ロボットでありながら、そのかわいらしさも
人気の要因。さらに、アプリを使ったコミュニケーション機能により家族にも愛されるようだ。

その他、トシー社の製品には、最も長く回り続けるコマとしてギネス記録を達成した
TOOP(コマ)
http://tosy.com/index.php/toop.html

グッド・ハウスキーピング・マガジンからベスト・トイ・アワードを受けた

AFO(ブーメラン)
http://tosy.com/index.php/afo.html

などがある。

いずれも、廉価なおもちゃに比べると流行っているとまではいえないものの、
どこの玩具店でも取り扱いがあるなど認知度は高まっている。
何よりも、中間富裕層の心をつかむギネスや賞の獲得を意識した
マーケティング戦略が、着目すべきポイントである。
※参考URL:
http://tosy.com/

https://en.wikipedia.org/wiki/TOSY

http://news.nna.jp/free/news/20121009icn002A.html

http://news.mynavi.jp/articles/2012/10/04/ceatec/

http://www.bcc-jp.com/member/column/20090106-1534.html

http://www.popsci.com/gadgets/article/2012-02/cast-your-vote-popscis-robot-dance

http://money.cnn.com/gallery/smallbusiness/2013/11/14/hot-holiday-toys/5.html

http://the-parenting-center.com/discorobo/

http://tuoitrenews.vn/business/22404/one-in-three-vietnamese-use-smartphone-tns

http://www.lazada.vn/robot-phien-ban-moi-tosy-discorobo-xanh-duong-343273.html

http://www.lazada.vn/robot-phien-ban-moi-tosy-discorobo-do-343279.html


■トレンドから見えるベトナムでウケるポイント3つ
1.わかりやすいお墨付き=受賞や海外での評価がポイント。
一方、日本製など、中国以外の海外メーカーに対する評価はもともと高い傾向にあり、
アドバンテージはすでに存在するとも言える。

2.英語力アップ!教育熱心で英会話が収入格差につながりやすいと認識している
ベトナム中間富裕層ママへの強力なアピールポイントになる。トシー社では玩具に教育的な利点を
加え、セカンド・バージョンから簡単な英単語を教える機能を加えている。

3.家族でも楽しめること。ただ踊るロボットというだけでなくチャット機能やスマホ、
タブレットのアプリと連動する機能など、家族でも楽しめる多彩な機能がついているのも、
購入の動機付けとなっている。

ママリサーチャー:ベトナム在住M.N.

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