GMRI
Produced by Global Stage Inc.
海外在住女性を活用した企業向けマーケティングサービス Marketing service for companies cooperating with women living abroad

  • フランス

海外マーケティング

2018.06.05

健康・美容 Health and Beauty

海外マーケティング


vol.126:【フランスマーケティング事情】ファッション界が注目!アシックス社シューズの人気の秘密

【フランスマーケティング事情】ファッション界が注目!アシックス社シューズの人気の秘密


昨今マラソン大会が各地で開催され、
競技人口も年々増しているフランス。


ファッションとしてのスニーカー人気も
衰え知らずで、スポーツメーカー製シューズの
ニーズは高まるばかりだ。


スポーツブランドといえば海外メーカーが
優勢なのかと思いがち。ところが、
ナイキやアディダスなど強豪ブランドの多いスニーカー市場で、
日本のアシックス社製シューズが
フランスで順調にシェアを伸ばしている。


スポーツ向けとしての需要だけでなく、
パリのセレクトショップで取り上げられるなど、
ファッション界でも注目されているのだ。


フランスでアシックスのシューズが好調な理由とは?
同社が行っているマーケティング活動を通して、
その躍進の秘密を探りたい。

■商品・プロモーションの概要 
〇ランニングシューズ市場のシェアを着実に広げてきたアシックス

フランスで1,200〜1,600万人はいるとされている
ランニング愛好家。そのうちの35%が
公式マラソンレースに参加しているという(2016年調査)。


2014年には17%だったのが、わずか2年間で倍増。
仏スポーツレジャー産業協会
(Fédération française des industries sport et loisirs、以下FIFAS)の
調査よれば、フランスのランニングシューズ市場は
年間5億ユーロ(日本円で約650億円)で、
年間約820万足を売り上げている。
ウェアと併せると約8億5千万ユーロ(約1,105億円)となり、
サッカー市場の2倍の売上となる。


その巨大市場でナイキ、アディダスと並んで
トップ3ブランドに君臨しているのが、日本のアシックスだ。
FIFASの調査によれば、フランス人のランニングシューズ一足の
予算は平均66ユーロ(約8,580円)、
対してアシックス社の主力モデルである「ゲル(Gel)」シリーズの
ランニングシューズは、安価なモデルでも100ユーロ(約13,000円)。


フランスの一般消費者にとって、
アシックスは「ハイブランド」に属するのだ。
それにもかかわらずシェアを伸ばしている理由には、
まず同社がフランス陸上連盟とオフィシャルサプライヤー契約を
2013年より継続して結んでいることが挙げられる。
この契約によって、アシックスのロゴを一般の人たちが
目にする機会は格段に増え、徐々にブランド認知を高めてきた。


一方で、フランスにおいて技術面で信頼される
「日本のシューズ」というブランド力に加え、
同社が躍進した理由は他にも考えられる。
それはタウンユースのスニーカーとしても通用する
デザイン性が注目されたこと、
さらには同社の多角的な販売戦略にある。


〇セレクトショップが注目したデザイン性と、緻密で多角的な販売戦略


アシックスはランニングシューズ市場以外にも、
スポーツウェアが引き続きトレンドの
ファッションの世界でも健闘を見せている。
高級ブランドや著名デザイナーの商品を中心に
取り扱うパリのセレクトショップが、
2017年の夏頃よりアシックスの「ゲル」コレクションを
フィーチャーし、ファッションに敏感な層からの
支持を得ることに成功。


同社で元々ストリートファッションとして
定評があったオニツカタイガーではなく、
スポーツ仕様のゲルが注目されているのである。


さらに同社は2018年2月に新進デザイナー、
キコ・コスタディノフとのコラボレーション作
「ゲルバーズ1(GEL-BURZ 1)」を発表。
同社の従来モデルにあった2つのシューズを掛け合わせ、
機能とデザイン性を同時に備えたシューズを完成させた。


また、同社が同じフランス国内でも、地域によって
マーケティング戦略を変えてきたという点にも注目したい。
1996年にはフランス現地法人の拠点をパリ近郊から
南仏のモンペリエへと移転し、
その地理的利点をいかしてポルトガルやスペイン、
北アフリカ地域への販売ルートを順調に広げてきた。


データドリブン・マーケティングにより
各地のニーズに合った戦略を立て、
海外進出を成功させた好事例といえるだろう。 


参考URL:
https://www.youbuyfrance.com/medias/press/_20161117_cf_brochure_jpn_a3_1_asics_20_12_16_01_41.pdf
http://www.leparisien.fr/magazine/grand-angle/le-parisien-magazine-le-running-un-business-en-or-16-12-2016-6455259.php
https://www.capital.fr/economie-politique/adidas-nike-asics-les-equipementiers-sont-passes-a-l-ere-du-high-tech-1038484
https://www.vogue.co.jp/fashion/interview/2018-03-kikokostadinov/page/2


■支持されている背景・理由
〇ブランド認知の高まりと、ファッションとしての付加価値

2013年以降、継続してフランス陸上連盟と
オフィシャルサプライヤー契約を結んでいることで、
同社のロゴの露出度が徐々に増え、
スポーツシューズのブランドとしての地位を確立してきた。


また、最先端の流行を発信するパリのセレクトショップが
立て続けに同社のシューズを取り上げ、
新進気鋭のデザイナーとのコラボレーションを行うなど、
そのファッション性からも注目されたことも大きく影響している。

■フランス人にうける3つのポイント
1.ランニングブームによる需要の増加と市場シェアの拡大
フランスのランニングシューズの売り上げは年間約820万足、
5億ユーロ(日本円で約650億円)。
アシックスはこのブームにうまく乗り、
この巨大市場において着実にシェアを広げてきた。


2.「日本ブランド」への信頼とファションとしての付加価値
フランスで定評ある、日本の技術を駆使した
シューズというブランド力が、クオリティを求める人たちから
信頼を得ている。またトレンドに敏感な層から
注目されたことでファッション界でもブレイクし、
ブランディングを高めるきっかけとなった。


3.綿密で多角的な販売戦略
新拠点の南仏という地の利を活かし、
フランス国内はもとよりポルトガル、スペイン、北アフリカなど
地域別の細かいニーズに合わせた販売戦略を立て、
それぞれのローカルの需要を満たすことに成功した。

────────────────────────────────────

内容のさらなるブラッシュアップのため、多くの方の感想もお待ちしています(^_^)
テーマリクエスト(○○国の○○を知りたいなど)も受け付けております。

※ご感想・ご意見・リクエストはこちらまで

 ⇒ info@gl-stage.com


────────────────────────────────────

海外から届いた、超リアルなママたちの最新生活情報はいかがでしたか?


グローバルママ研究所では、限定情報満載で、
世界中のママの生活実態レポートをリアルタイム配信しています。

海外ママの心をつかむ商品やサービスとは?
そのマーケティング手法から学べることとは?

グローバルママ研究所で見つけてみませんか。

なお、各種お問い合わせ/ご登録の方法は以下をご覧ください。

────────────────────────────────────
■GMRI各種お問い合わせ窓口のご案内
────────────────────────────────────

グローバルママ研究所では、各種お問い合わせ窓口をご用意しております。
法人と個人でそれぞれで窓口が異なりますので、ご留意ください。



●グローバルママ研究所への法人様からのお問い合わせ(調査・プロモーション・記事制作等)
http://gm-ri.com/contact
※右側の青いバナーよりお問い合わせください。

●GMRIへのプレスリリース投稿窓口
http://gm-ri.com/contact
※新商品、新サービス開始等のプレスリリースはこちらへ。


  • facebook
  • twitter
  • LINE