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海外プロモーション

2019.08.16

暮らし Life

海外プロモーション


vol.148:オーストラリアの農村地帯に突如現れた巨大アート!廃棄サイロの有効活用で地方創生を

オーストラリアの農村地帯に突如現れた巨大アート!廃棄サイロの有効活用で地方創生を


最初に作られたサイロアート

国土は広いが、人口密度の低いオーストラリアでは、
都市部に人口が集中し、地方はそのほとんどが
広大な農地を持つ農村地帯だ。

そうした地域に突如現れたのが
巨大なサイロアート。

農業経営が合理化され、
それにともない廃棄されたサイロを
有効活用したこちらのアート。

今では経済効果も生み出し
地方創生にも一役を買っている。
オーストラリア発のこのユニークな
試みについて、その内容を紹介する。

〇サイロが廃棄となった背景とサイロの有効活用計画

メルボルンを州都とする
オーストラリアのビクトリア州北部。

ここは、酪農や穀物類を生産する農家が
点在する農村地帯だ。
とにかく広大な農場・牧場が
どこまでも続くのだが、ここで目を引くのが、
高さが20~30mもあるサイロ。

サイロは収穫した穀物類を
貯蔵するための施設でそのほとんどが
穀物生産公社である「グレインコープ」の
所有物である。

サイロのすぐ横には
貨物列車の鉄道が引かれており、
以前は収穫した穀物類を
貨物列車が来るまでサイロに貯蔵し、
列車に積み込んだ後、
集約センターまで運んでいた。

ところが、近年の合理化の取り組みのなかで、
グレインコープはより広い敷地に
最新型の大きな貯蔵設備を建設し
集約するようになった。
これにより、サイロの約50%は
使われなくなってしまったのである。

サイロは古いものでは100年ほど前に
建てられたものもあり内部を再利用するには
安全性の問題があった。

取り壊すにしても
厚いコンクリートできており、費用もかかる。

こういった理由から、
しばらくは手つかずの状態だったが、
2015年に関係者の間でサイロの
有効活用についての話し合いがおこなわれた。

アパートへの改築や
電波塔として活用するなど
いくつかの案が出されたが、
最終的に、採用されたのは、
観光スポットとして活用し、
サイロの壁に絵を描くという案だった。


キャンピングカーを停めてアート鑑賞

〇サイロアートがもたらした経済効果とその後の展開

最初のアートプロジェクトは
2016年にブリムという町ではじまった。

サイロはグレインコープが全面的に寄付。
アーティストの採用やその他かかる費用に関しては、
州政府機関や地方自治体、ペイント関連会社からの
献金により、5万オーストラリアドル(約400万円)が集まった。

サイロに描いた絵は
すべて地元に住んでいる人々の人物画。

すばらしい出来栄えであると同時に、
牧場や農地しかない殺風景な地方に
創出された巨大アートはとにかく目を引いた。

サイロアートは周辺の町にも広がり、
今では約200kmにおよぶ地域に
全部で6つのサイロアートが完成。

同地域は「サイロ・アート・トレイル」
と呼ばれ、テレビや観光サイトなどで
紹介されてるようになった。

結果として、宿泊客の増加、
レストランやショップ、
ガソリンスタンドの活性化など
経済効果を生み出した。

政府の報告によると
この地域で観光客などが使った金額は
2019年2月時点の過去11か月間で
総計AU$260,000(約2,000万円)。

観光客数は月当たり
約576人増加と発表した。

使われていないサイロは
ビクトリア州以外にも
まだ数多く存在するため、
サイロアートは今後全国的に
増えていくことが予想されている。

一つの壁画からはじまった
サイロの有効活用は、
地方創生や持続可能な社会(サステナビリティ)の
実現に結びつくものとして
高く評価されている。

このユニークなプロジェクトの
今後の展開にもぜひ注目したい。


参考URL:
公式サイト
http://siloarttrail.com/home/
サイロが使われなくなった理由
https://www.abc.net.au/news/2017-10-05/curious-central-west-what-can-be-done-with-disused-grain-silos/8994018
サイロアートの始まりと経済的効果、地方再生
https://www.abc.net.au/news/2018-06-30/rochester-cashes-in-on-silo-art-trail-explosion/9918800
https://www.premier.vic.gov.au/silo-art-bringing-tourists-to-town/
https://www.kidsnews.com.au/arts/murals-transform-old-silos-and-their-home-towns/news-story/0f47eca6edcd84c06a799c15f77bfa14

〇まとめ

1.合理化にともなう廃棄物の有効活用に成功
ビクトリア州北部の農村地帯では、
収穫物集約における合理化にともない、
所蔵用に使われていたサイロ約50%を廃棄。
有効活用の一つとしてサイロアートを
創出するプロジェクトが始まった。

2.観光化による経済効果で地方創生
有効活用したサイロアートで観光化に成功。
さらには近隣の街にも広がり、
「サイロ・アート・トレイル」の
地域として経済効果を生んだ。

3.全国的な展開に期待、 サステナブル推進へ
廃棄されたサイロは他州にも多く存在する。
今後も増えることが予想され、
さらなる観光化が進んで行くものと期待。
サステナブルなプロジェクトとして
高く評価されている。

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